貧血とはどんな症状?冷え性や肩こりも貧血が原因のことも?

貧血とは?

 

貧血という言葉はよく耳にしますが、いったいどのような事が原因でどのような症状が表れるものかお話しておきます。
貧血は、「血中の赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリットなどの成分が基準値を下回っている事」と定義されます。
それによって顔色が悪くなったり、立ちくらみを起こしたり、酷い場合だとクラクラして立ち上がれなくなったり、立っている事が困難になり倒れてしまうといった症状が表れます。

 

貧血は、赤血球やヘモグロビンが欠乏することで体中に酸素を届ける事が困難になり症状が起こります。
立ちくらみなどの軽い症状であれば生活に支障をきたすこともありませんので、特に検査をせずに放置している人がほとんどだと思います。
仮に血液検査で貧血を指摘されても、生活に困るほどの症状が出ていない場合はそのままにしている人がほとんどでしょう。

 

貧血は、症状だけでなくどのような原因で起こるかなどの知識がある方が少なく、また症状やその要因はかなり曖昧なものです。
数値的な基準は、ヘモグロビンの濃度が男性の場合で14g/dl以下、女性の場合は12g/dl以下とされています。
もちろん貧血の裏に重大な病が隠れている可能性もありますので、他にもさまざまな検査が必要となります。

 

貧血の中で最も多いのは鉄欠乏症貧血です。
ただ、他にも再生不良性貧血、赤芽球癆(せきがきゅうろう)、溶血性貧血、悪性貧血などさまざまな種類があります。
これらは病院で詳しく検査することでわかります。

 

貧血を起こしやすい、立ちくらみが酷いなど症状があっても、生活に支障をきたす程度でなければほとんどの人がその時に対処するだけで詳しく検査をしている人はほんの一握りです。
しかし、先にも述べたように、成人してからの貧血にはその裏に重大な病が潜んでいる場合もあります。
貧血事態に命を脅かすような症状はありませんが、ご自身の貧血の原因をきちんと知る事で病を防ぐことができますので、貧血がある方は一度病院で検査してもらうと良いでしょう。

 

貧血と冷え性

貧血を起こす方の大半は冷え性にも悩まされていると言われています。
鉄分が不足するという事は、赤血球を作れないという事です。
赤血球の中のヘモグロビンが血管を通って酸素や栄養を体中に届ける為、赤血球が減っている状態では酸素も栄養も細胞に届けられません。
つまり、手や足の先にはほとんど酸素が届けられないという事になります。
鉄分が不足することで貧血とまではいかなくても、常に顔色が悪く、具合の悪そうな状態になってしまいます。

 

さらに、もともと低血圧の方は冷え性になる確率がさらに高まります。
そもそも低血圧というのは、心臓が送り出している血液の圧力が弱いために起こります。
貧血状態で酸素が末端に届けられていない状態で、血流の圧力も低いという事は、考えなくても手足が冷えてしまうという事が想像できますよね。
低血圧で貧血を起こしやすい方は、両方の機能を同時に改善していかなければなりません。
摂取していきたい栄養素としては、鉄、ビタミン6・12、銅などです。
これらは偏った摂り方をしても意味がありませんので、バランス良く摂取していく必要があります。

 

低血圧の方はバランスのとれた食事を心がけると共に、ある程度の運動やストレッチを行うことをお勧めします。
また、血流の流れを良くするために半身浴をする事もお勧めです。
筋力をつけることで血液が足の先や指の先まで循環しやすくなります。
筋肉の中の血行も良くなるため、自然と体も温まりやすくなります。
ただ、急な運動や無理な運動は貧血を起こしかねませんので、無理なくゆっくり体調を見ながら行うと良いでしょう。

 

貧血と肩こりの関係

 

貧血も血の巡りが悪くなることでおこりますが、同じように冷え性や肩こりも血の巡りが悪くなって起こります。
ヘモグロビンの濃度が低下すると、体中に運ばれる酸素の量が減り、ちょっと動いただけで動悸や息切れが起こります。
また、集中力が低下したり、疲れが出やすくなったりします。

 

もちろん、デスクワークの方は1日中パソコンに向かっている為に肩こりを起こしやすいと言いますが、それもずっと同じ体制でいる為に血液がきちんと体中を循環していないせいだともいえます。
肩こりは、仕事中の姿勢や体勢によっておこるものだと思われがちですが、貧血が原因である可能性もあるという事は忘れないでください。
あまりに酷い場合は、一度内科で血液検査をしてみることをお勧めします。

 

貧血と美容

特に関係なさそうな貧血の症状と美容、実は関係があります。
貧血を起こすと顔が真っ青になりますよね。
特に貧血が酷い人は、常に顔色が悪く病的に見えたり、フケて見えたりしてしまいます。

 

見た目だけなら問題ありませんが、貧血を起こしやすい人は酸素や栄養を血液が運ぶことができないため、肌が荒れたり吹き出物ができたり、乾燥しやすくなります。

 

美肌に新陳代謝は欠かせないですが、血流が悪いと代謝も悪くなってしまいます。
お肌はある一定の周期で古い角質が剥がれ新しい皮膚に生まれ変わります。
これをお肌のターンオーバーと言います。
化粧品やスキンケアのコマーシャルなどで耳にしたことがある方も多いと思います。

 

ターンオーバーは、代謝が悪くなるにつれて、つまり年齢を重ねるにつれて周期が長くなります。
若い人だとだいたい1ヶ月の周期の為、肌に角質がたまったり、シミができる前に新しい細胞に生まれ変わるのですが、年齢と共に周期は1.5ヶ月に延びてしまいます。
つまり、古い角質が肌に留まる時間が長くなるため、それがシミやシワの原因になってしまうのです。
そして上で述べた周期はいわゆる健康体の方の例の為、貧血気味の人はもっともっと時間がかかってしまうという事です。

 

少し前から美肌の素として話題になっているコラーゲンは、実は体内でも生成されています。
ただ、コラーゲンの生成にはタンパク質、ビタミンA・C、鉄分が必要です。
つまり、貧血気味で鉄分が不足している人は体内でコラーゲンを生成することができません。

 

貧血によって顔色が悪くなり、酸素や栄養をきちんと細胞に届けられない為にターンオーバーの周期が長くなり、さらには体内でコラーゲンが生成できないとなると、お肌の状態は悪化する一方です。

 

貧血を起こしやすいという事が美容をも損なってしまっているという事を十分に理解して、普段から鉄分を含む栄養素をきちんと摂取するように心がけましょう。
また、貧血があまりに酷い場合は早めに病院に行きましょう。

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